電気情報工学科[I群]

論理と物理を基に、賢さ、快適さ、速さ、強さ、安全安心を創る技術者と研究者の入口

電気情報工学科スマートフォンで美しい写真を撮ることができます。これは、画像データを処理するソフトウェアと、レンズで捉えた光をデータに変換するハードウェアとの連携で実現しています。このように電気情報工学分野はソフトウェア・論理とハードウェア・物理が密接に連携して常に発展を続けています。

Cyber Physical Systemは、現実であるフィジカルシステムからデータを取得し、コンピュータ上のサイバーシステムで処理・解析・判断を行い、その結果を現実世界に戻すことにより、私たちの生活や社会活動をより効果的で効率がよいものにし、新しい価値を創り出します。ここで必要となる、測りたい量をデータに変換するセンサ、データを伝送する通信、大量のデータを解析するデータサイエンス、解析結果に基づいて判断を下す意思決定、決定を現実化する制御、これらの装置類へのエネルギー供給はすべて電気情報工学分野に含まれます。電気情報工学は、私たちの生活や社会活動に、賢さ、快適さ、速さ、強さ、安全安心をもたらすことに大いに貢献しています。

電気情報工学科電気情報工学科では、数学、プログラミング、論理回路、電気回路、電磁気学などの基礎を出発点として、計算機工学、電子通信工学、電気電子工学の3コースそれぞれに合った比重で、電気情報工学分野の論理と物理の両方を学びます。

先輩インタビュー

2023年

システム情報科学府情報理工学専攻 修士1年
東本 和志 さん
髙田高校(大分県)出身

Q1 あなたが九州大学工学部および在籍している学科を選んだ理由を教えてください。

小さい頃から工作などものづくりが好きだったこともあり、早い段階で工学部への進学を決めました。また、コンピュータなどの情報分野に対して興味があったので電気情報工学科を選びました。

Q2 あなたが在籍している学科について、どのような点に魅力を感じていますか?

私が所属する計算機工学課程ではソフトウェアのみならずハードウェアについても学ぶことができ、コンピュータの構成要素を幅広く学習できる点が魅力であると感じます。また、昨今の先端技術の多くは計算機科学がベースになっており、それがどういったものであるのかをある程度掴んだり、それを実際に試したりできることは非常にエキサイティングであり、魅力を感じています。

Q3 あなたが所属する研究室で行っている研究内容について高校生にわかるように教えてください。

計算機高額コースではソフトウェアのみならずハードウェアについても学ぶことができ、コンピュータの構成要素を幅広く学習できる点が魅力です。現在はソフトウェアリポジトリマイニングという研究を行っています。ソフトウェアリポジトリマイニングとは、ソフトウェアの開発履歴データなどを対象に分析を行い、ソフトウェア開発における有用な知見を得ることを目的とする研究分野です。例として、プログラムのどこにバグが存在するのかを突き止める研究というのがあります。当然の結果が得られることもあれば、思いもよらない結果が得られることもあり、とても面白いです。

Q4 将来の夢を教えてください。

研究・開発職として、大学で学んだ知識を活かしてさまざまな問題を解決することができる技術者になりたいと考えています。